マドモアゼル愛著「自分の素晴らしさに気づいてますか」のご紹介がてら、心や人生の問題について参考になるなと思う所をまとめていきたいと思います。
著者のマドモアゼル愛という方は、第一線で活躍されている西洋占星学者であり、人間に対する考察も非常に鋭く、ラジオなどで人生相談を行うなど様々な活動をされている方です。私も長らく東洋哲学や日本の宗教哲学など学んできましたが、この著者はとても多岐にわたるジャンルを網羅しつつ、長年の占星術などで人の人生を見つめてきた経験などにより、心の本質に迫っていると感じました。現在はYouTubeでも毎日発信されていて、少し難しい内容ですが、面白い視点で話されていてよくみています。一見よくある人生の問題解決法に思われるかもしれませんが、とても深く読み応えある内容ですので、読んでもらえたらと思います。人間関係であれ、病気の問題であれ、すべては心の問題になってくるので、どの人にも当てはまることだと思います。
『喜びが人生の本質であり、人の本質である』
~~人間は誰もが平等な価値を持っているというのは確かな事実であるが、自分を本当に生かし切るかにおいては、人によって雲泥の差がある。私たちは自分を生かし切ることで喜びを感じます。自分を生かすことは、自分が自分として生まれ、自分として生きていることへの回答であり、喜びなのです。喜びのない人生はどこかが間違っているのです。どんなに正しい生き方であっても、どんなに人から認められ称賛される生き方であっても、そこに喜びがなければ、我々の本性を歪めて生きているに過ぎないのです。
自分の嫌な面やマイナス面にあくまでこだわり、それを否定し、それをなくそうとするのか。または自分のマイナス面もプラス面もそれなりに認めて、それを自分の全体像に位置づけるのか。このどちらかをとることによって喜びのある人生か、喜びのない人生かがきまるのです。
別の言い方をすれば、自分の素晴らしさに気づいて、自分の素晴らしさに目覚めて人生を生きていくのか、自分を嫌いつつ、自分を責めつつ人生を生きていくのか、それは周囲が決めることではなく、自分自身で決められることなのです。誰も私たちを不幸にすることなどできないのです。同時に、誰も私たちを幸せにすることもできません。私たちが知らず知らずのうちに決めていることなのですから。
基本は喜びであり、喜びが中心です。何かを決める場合、どれが正しいか、どれが良いのかと考える習慣がありますが、それは時代や国、文化によって変化するものであり、そのようなものに振り回され、ごまかされてはいけません。正しいとか良い悪いは基本や中心にはなり得ない概念です。~~
これは本書の初めの部分をまとめたものです。著者は喜びのある人生を送ってください、取り戻してくださいという思いで、心について詳しく書いています。この人生の本質を忘れて生きている人がかなり多いと感じます。病気で悩む人、精神的に追い込まれる人、つまらない顔をしている人は特にこのことを忘れていると思います。
何回かに分けて、もう少し掘り下げて行こうと思いますので、何かに躓いている人や苦しい人は何かヒントになるかもしれませんので、ぜひお読みください。